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標準の除外設定を登録する
「除外する項目の設定」画面において、標準の項目として「デスクトップ」「ドキュメント」「ログファイル」が登録されていますが、iniファイルを作成し、保存することによって、ユーザーが設定した内容を標準の項目として登録が可能です。
.iniファイルの形式は「UTF-16 LE」としてください。
このページでは、その手順について説明します。
※個々のソフトウェアや特定の環境による動作を保証するものではありません。
お客様自身による十分な確認(レジストリキー、ファイル等)と検証のもとでご利用ください。
手順1:除外設定を記述した.iniファイルを作成する
項目名、除外するファイル、フォルダー、保護しないレジストリなどの情報を記述した.iniファイルを作成します。
【.iniファイル記述例】
[WPAVS]
Name=除外リスト
Enable=1
EnableDef=0
EditMode=0
PathNum=3
RegNum=2
Path0=C:\Program Files\ARK Information Systems Inc\WinProtector\
Path1=C:\Users\ark\Pictures\
Path2=C:\資料\Readme.txt
Reg0=HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ARK Information Systems Inc.
Reg1=HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\xxxx
・[WPAVS]
→ .iniファイル内でのカテゴリ名。.iniファイルの先頭に記述。
・Name
→ 「項目名」に表示される名前
・Enable
→ 0 : この項目が無効(「除外する項目の設定」画面での項目名にチェックOFF)
→ 1 : この項目が有効(「除外する項目の設定」画面での項目名にチェックON)
・EnableDef
→ 0 : 「標準に戻す」ボタンが押されたときに、項目を無効(チェックOFF)にする
→ 1 : 「標準に戻す」ボタンが押されたときに、項目を有効(チェックON)にする
・EditMode
→ 0 : 「除外する項目の設定」画面で、除外するファイル、フォルダー、保護しないレジストリの編集不可
(「追加」、「削除」ボタンがグレーアウト)
→ 1 : 「除外する項目の設定」画面で、除外するファイル、フォルダー、保護しないレジストリの編集可能
(「追加」、「削除」ボタンが有効)
→ 2 : 「除外する項目の設定」画面で、除外するファイル、フォルダー、保護しないレジストリの編集不可
(「追加」、「削除」ボタンがグレーアウト)、かつ、設定されているファイル、フォルダー、
レジストリの内容を表示しない。
・PathNum
→ 除外ファイル、フォルダーの総数
・RegNum
→ 保護しないレジストリの総数
・PathXX
→ [XX]は0から始まる数字。除外するファイル、フォルダーのパスを記述する。
フォルダーの場合は、最後に \ を付ける。
・RegXX
→ [XX]は0から始まる数字。保護しないレジストリのパスを記述する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\ を必ず先頭につける。
手順2:作成した.iniファイルを特定のフォルダーへ保存
作成した.iniファイルを、HD革命/WinProtector のインストールフォルダーにある DefExd というフォルダーへ保存します。
通常は、
C:\Program Files\ARK Information Systems Inc\WinProtector\DefExd
になります。
手順3:HD革命/WinProtector の 詳細設定画面を開き設定されていることを確認

.iniファイルを保存後、HD革命/WinProtector の[設定]-[保護設定]-[詳細設定]-[除外対象]タブを開いて「項目名」の一覧に追加されていることを確認します。この画面を開くことで、HD革命/WinProtectorの設定に反映されます。
【One Point】
Network Controller から.iniファイルを送信した場合など HD革命/WinProtector の設定画面が開けないような状況のときには、コマンドを実行することで.iniファイルの内容を反映させることができます。
C:\Program Files\ARK Information Systems Inc\WinProtector フォルダーにあるWPProtect.exe をオプション付きで実行します。
WPProtect.exe /RELOADDEFEXD